★かかりつけノルマ★
こんにちは。株式会社AXISです。
今回は「薬剤師のノルマ」について話をさせていただきます。
特に最近は「かかりつけのノルマ」についてよくご質問をいただくことが多くございます。
以前に比べ調剤薬局では収益が上げづらくなってきていることが実情です。その為、薬局の収益を上げるために、少しでも多くの加算を獲得しようと努力をしている企業が多く見られるようになってきました。
その影響によりかかりつけを取ることをノルマ課している企業が増えてきている印象があります。
ただ、かかりつけを取ることを推奨している企業は「ノルマ」というよりは「目標」として掲げている企業が多い印象です。会社の方針にもよりますが、一部の企業では本部で決められた目標値を店舗毎に設定し、責任者の判断により個人へノルマを課しているところがあるようです。
「かかりつけを取る」イコール「ノルマ」という言葉が独り歩きして、あまり良く思われていない方も少なくありませんが、それはかかりつけを取る意義を従業員に対してきちんと説明せず、ただ同意書の署名をもらうことを指示している上長がいることで、悪いイメージが付いていってしまっているかもしれません。
ある求職者の方から現在勤務している某企業でかかりつけノルマがきつくて転職したいという相談を受けましたが、同じ某企業の別店舗で勤務されていた方にかかりつけのノルマについておうかがいすると、無理のない範囲で患者様に声がけをしており、普段から親身に相談に乗ってほしい方や、同じ薬剤師に相談された方が良い方を中心に声がけをしていて、患者様からも喜ばれているという話も聞いており、上長によって従業員の方々の受け止め方が違う印象を持ちました。
また、実際に私も目標などを店舗に指示している上長に直接話を聞いてみた際に一人の社員が患者の顔を見て名前や病状を言える数というのは限界があり、一人あたり30名~50名前後が妥当という話をお伺いしたこともございました。
その為、同じ企業でも上長により声がけをする意図や意味などをしっかり伝えられているかがポイントのようです。
きちんとした説明がなく、ただ同意書に署名してもらうという目的だけが先行してしまい、患者にとってもメリットがなく、声がけをしている薬剤師の方々もかかりつけを取っていくことに対して疑問を感じてしまうのではないかと思います。
逆に個人薬局を中心に経営者自身がかかりつけを取っていくことに対して疑問を持たれている企業も多く、中小企業やドラッグストアもかかりつけに対しては考え方が緩いところも多く、個人ノルマが強く課せられている企業は一部のような印象です。
私共AXISはこのようなお話を求職者の方々からだけではなく、求人先企業へも直接おうかがいするよう努めております。
お一人お一人に合った企業をご案内しいく中で、ご自身の誤解や思い込みなどで選択肢が絞られないよう幅広いご提案をさせていただいております。
ご転職活動前は色々と不安になることは多いかと思いますので、迷われた段階で一度お気軽にご相談いただければ幸いです。
宜しくお願い致します。