駅チカ=好条件?立地によるメリットとデメリット
こんにちは。株式会社AXISです。
薬剤師さんとのご面談時、色々と質問させていただく際に「転職活動時に一番重視したいポイントは?」とお訊きすると、「勤務地」「通勤時間」とお答えいただく方が多くいらっしゃいます。
さらに電車やバス等の公共交通機関を使った通勤を希望される場合、最寄駅からの距離もご興味の大きい点だと思います。調剤業務は基本的に立ちっぱなしのお仕事ですので、通勤にどれぐらい時間を割く必要があるかはとても重要なポイントです。
ただ、駅チカ案件には立地以外にも気にしていただきたいポイントがあります。
通勤時間の他に譲れない条件がある方は、以下の点を鑑みたうえで総合的にご判断いただく事をオススメします。
①応需科目
駅チカの薬局は、そうではない店舗と比較して集中率が低くなる傾向にあります。以前、東京駅近くの薬局にお邪魔した際、「新幹線に乗ってきた患者さんが一定数おり、大阪や福岡にある大学病院の処方箋が飛んでくることもある」というお話を伺いました。
普段あまり見かけない医療機関からの処方箋を受ける場合、臨機応変に対応する能力も少なからず求められますので、スキルに不安がある方は注意が必要です。
②患者層
患者さんの内訳という面から見ても、不特定多数の方が来局される事が多く、「今日の投薬は全員初めましての患者さんだった」というケースも珍しくありません。
過去の薬歴がない分、投薬時によりしっかりとヒアリングを行う必要がありますし、相応のコミュニケーション能力も必要になります。
➂処方箋枚数
薬剤師さんにとって便利な立地は、患者さんにとっても便利な薬局であるという事です。その分、処方箋枚数も増えて忙しい店舗というケースが多いため、「ゆっくりと自分のペースで仕事をしたい」とお考えの方は気をつけましょう。
上記3点のデメリットは、ご希望次第ではメリットにもなります。集中率の低い店舗で様々な科目に触れ、スキルを積みたいというお気持ちがあれば、通勤時間も縮められて一石二鳥という場合もあるかも知れません。
逆に、忙しさよりも業務内容の安定性を求めるようであれば、状況に応じて通勤時間や駅からの距離をより広めに見ていただければ、ご希望通りの案件が見つかる場合もあります。「納得できる案件がなかなか見つからない!」という方は、ぜひ一度検討してみていただければと思います。