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「専門薬剤師」ってなあに?

専門領域を究めた薬剤師の認定資格

  • 薬剤師のランクアップには、まず認定薬剤師の資格取得という話だったけど、その先はどんなステップアップがあるのかしら。
  • ソウデスネ。医療分野は非常に専門性が高いので、扱う領域によっては薬剤にも、より専門性が求められマス。認定薬剤師にしても、一般的にファーストステップといわれる研修認定薬剤師のほかに、さまざまな専門分野ごとの認定制度があり、難易度もさまざまデス。指導者として認定される「指導薬剤師」というのもありマスガ、より高度な専門性を目指すなら、なんらかの分野で「専門薬剤師」になることがひとつの目標と言えるデショウ。そのためにも転職サイトを上手く活用することデスネ!
  • その分野で、専門薬剤師よりも上の資格はないってことね。薬剤師の道を究めた人だけに与えられる称号なんて、あこがれちゃう。ワタシも転職して挑戦してみようかな?
  • 分野によっては高度専門薬剤師というのもありマスヨ。
  • 専門薬剤師って、派遣とかパートではそう簡単にはなれないわよね…?
  • マズ、医療現場と密接に連携している分野が大半なので、薬局勤務ではなく病院勤務に就職か転職したりして病院薬剤師としてスタートすることになりマス。ソモソモ希望した病院で病院薬剤師として勤務できる人は多くないので、研修認定薬剤師と比べると、誰でも取得できるものではないデスネ。また、派遣で専門薬剤師へのキャリアアップは難しいと考えた方がよさそうです。どうしても調剤業務や院内業務がメインとなる傾向があると思いマス。
  • じゃあ、薬局勤務では難しいのかしら…?
  • 分野にもよりマスガ、臨床経験・実績を積むことは病院薬剤師しか修得できないことデスネ。専門薬剤師の場合、医薬分業にとどまらず医療チームの一員として、薬のエキスパートであることが求められマス。
  • 専門薬剤師には、どんな種類があるのかな…?
  • 認定している団体によって、「専門薬剤師」や「認定薬剤師」と呼び方が異なりマスガ、いずれも医師の負担軽減トトモニ安全、安心な薬物療法の提供が図れるよう、専門的な薬剤師の認定を目的として始まった制度デス。
    代表的なものでは、日本病院薬剤師会や日本医療薬学会などが認定する「がん専門薬剤師」「感染制御専門薬剤師」「精神科専門薬剤師」などがありマス。中でも、がんの薬物療法は最も進歩が著しい治療分野のひとつデス。抗がん剤による発症頻度の高い副作用の管理、ケア、処方提案ができる高い知識と経験が必要になるので、治療には薬剤師の関与が強く求められマス。そのぶん、資格取得の難易度も高くなってイマス。時間の限られた派遣就業では難しいデスヨネ。病院側も派遣社員に期待している部分は違うと思いマス。
    タトエバ、がん専門薬剤師の場合、講習会の単位や試験のホカニ、がん薬物療法に関する5年以上の研修歴や、がん患者への薬学的介入実績50症例を提出などの臨床実績が必要になりマス。サラニ、がん領域の学術論文や発表実績が必要になる「がん指導薬剤師」など、より高い知識と実績が必要になる認定もありマス。こうした、がん専門薬剤師を養成するための「がん専門薬剤師研修施設」についても、1年間にがん薬物療法を50例以上実施、がん薬物療法レジメンの審査・登録体制といった厳しい認定条件が設定されてイマス。
  • 専門というだけあって、学会発表や論文が必要な資格もあるのね…。
  • ソノウエ、5年の有効期限ごとに実績がチェックされマス。ほかの専門薬剤師も同じような条件デスネ。モチロン、その分野の認定薬剤師の資格を前提とすることが多いデス。
  • う~ん、ハードル高すぎ……。がん指導薬剤師に転職するには覚悟が必要ってことね。
  • その他の専門薬剤師としては、日本医療薬学会の認定する「薬物療法専門薬剤師」や日本腎臓病薬物療法学会の認定する「腎臓病薬物療法専門薬剤師」などがありマス。
    マタ、日本静脈経腸栄養学会の「栄養サポート(NST)専門療法士」や日本医薬品情報学会の「医薬品情報専門薬剤師」、日本禁煙学会の「専門薬剤師」などもあり、認定薬剤師と同様、だんだん新しい資格が増えてきてイマス。
  • 専門薬剤師になると、仕事の中身も変わるのかな…?
  • もともと病院薬剤師の仕事そのものが調剤・製剤・無菌調製・病棟業務・薬品管理・医薬品情報提供・治験など多岐にわたりマスガ、専門薬剤師となるとそれに加えて、臨床経験を活かした最先端の研究や後進の育成、病院内外での教育・指導など、期待される役割が大きく広がりマス。名実ともにエキスパートであり、その地域、その領域での薬剤師のリーダー的存在と言えるデショウ。
  • ドクターにも一目置かれる存在ってことね。お友達になりた~い!だれか病院薬剤師に転職してないかな~。

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