雇用形態で何が変わる?
どの雇用形態にもメリットとデメリットがあります。
- 今回は薬剤師の雇用形態について研究シマショウ。
- コヨウケイタイっていうと……社員とかパートってこと?
- ソノホカニ、派遣で働いている薬剤師さんも多いデスヨ。
- わたしも最近まで派遣社員だった。時給はよかったけど…。
- ソウデスネ。派遣先にもよりマスガ、一般的に時間給は高めデス。
- 高収入は魅力よね。ワタシもそれで派遣社員になったの。
- チョット待ってクダサイ。それぞれの雇用形態ニハ、メリットもあればデメリットもありマス。ソノ特徴を理解して働き方を選ばないと、本人の希望とは逆の条件で働くことになるケースもアルンデスヨ。
- え~っ、それじゃせっかくお仕事を始めても続かないわね。
- 薬剤師は国家資格デスシ、もともと人手不足の業界なので転職して正社員にもなりやすく、一般の職種と比べても平均給与は高めデス。ただ女性が多いダケニ、結婚や出産、子育てなど、生活環境に影響を受けやすい傾向がアリマスネ。
- たしかに、出産でしばらく休んでまた復職したお友だちもいたし、旦那さんが転勤するので地方の薬局に転職した友達もいたわね。
- ナノデ、自分が優先したいことは何なのか、ヨク考えてミマショウ。
- 優先したいこと……?
- タタトエバ自分の時間は削りたくないトカ、通勤電車はいやだトカ。
- あ、どっちもあてはまるかも(笑)。
- そういうワガママな人には、正社員は向いてないかもしれマセンネ。デモ正社員として働けば固定給で安定した収入が保証されマスシ、賞与や福利厚生といった、他の雇用形態ニハあまりないメリットが多いのも魅力デス。
- そうか、社員じゃないとボーナスは出ないものね。デメリットは?
- 正社員のデメリットとしては、就職した企業の規模にもよりマスガ、異動や転勤の可能性があることデス。トクニ、全国チェーンを展開している調剤薬局やドラッグストアの場合は転勤をきっかけに退職することになる例もありマス。
- 実家から通ってたり結婚すると転勤は事実上ムリだもんね…。
- そうですね。薬剤師はパートや派遣といった、正社員以外のフレキシブルな働き方を選ぶ人も多いんデスヨ。
- パートと派遣の違いって、よくわかってないんだけど。
- 最大の違いは、派遣社員は勤務先デハナク、派遣会社に雇用されるということデス。
- つまり給料は派遣会社から入ってくるってこと?
- ハイ。派遣会社と「派遣契約」を結び、その契約内容に基づいて支払われマス。シタガッテ勤務先との交渉も、基本的に派遣会社が行うことになりマス。
- 時給が高いってよく聞くけど。
- 派遣の場合は契約自体が数か月単位ダッタリ、期間限定で派遣される短期の仕事も多く長期雇用の保証はアリマセン。そのぶん短期的に見レバ、高めの時給が設定されているケースが多いのデス。
- 長く勤めたいのでなければ、派遣もアリってことね。
- 逆に職場が合わない場合ナドハ、派遣会社と相談して職場を変更してもらうこともできマスネ。タダシ、求められる経験やスキルによっては派遣先からのクレームで契約が打ち切られることもないとは言えマセンガ…。
- いわゆる「派遣切り」ね。それってショック……!!
- ニーズと合致しているかどうかをお互いにチェックするという意味デハ、派遣は合理的な雇用形態と言えマス。こちらの希望もストレートに伝えやすいデショウ。
- それじゃパートのメリットは?
- パートの場合は、基本的に時間の都合と勤務地優先で職場を選べることデスネ。自宅の近くで働きたいトカ、曜日を決めて働きたいトカ。
- 気になる時給はどうなのかしら…?
- 正社員や派遣に比べれば低くなりマスガ、薬剤師は専門職なので一般のパート仕事に比べレバ、高給の部類に入ると思いマスヨ。
- 自分の生活ややりたいこと優先ならパートってことか…。デメリットは?
- あえて言エバ、職場が固定されるので人間関係のトラブルがあったりするとストレスになるかもしれマセンネ。
- まして、その人がご近所だったらサイアクよね…。
- まあどんな職場デモ、人間関係は大切にしないとデスヨ、ナオリン!!
- は~い(笑)。要するに転職の際に安定を望むなら正社員、収入重視で勤務するなら派遣、勤務地優先ならパートってことね。どれも捨てがたいから転職が決められなくて困っちゃうわ~。
- そんなこと言ってるからお仕事が決まらないんデスヨ……!!